ランニングのタイム短縮方法(腕を振った方が良いのかどうか?)

マラソンやランニングのテストで、目標タイムをクリアしたい、そんな方のためにランニング指導を行うことがあります。

 

早く走るためにどうすればいいか、とネットで検索してみると、腕の振り方や歩幅、足の上げ方をどうするかというアドバイスがあります。

 

どんな人にもそのような形で動いた方が良いという、だれでも同じように対策を伝えるというものばかりでした。

 

私の今までの経験では、歩行にしても走行にしても、その人に合った足の重心のかけ方や腕の振り方があります。

 

私自身、腕を振らないフォームの方が走りが早く安定します。

実際に、これは私がスポーツ選手も指導している理学療法士の大先輩から教えて頂いたことですが、陸上選手の指導で「腕を振らない方が良い」というと監督から否定されることが多いそうです。

 

たしかに、腕はしっかり振った方が良いという指導が一般的です。

 

でも実際に、その選手に腕を振ったフォームと振らないフォームでタイムを実際にはかって比較すると、振らない方が早いという結果を監督に見せることで納得を得たそうです。

 

 

 

なぜ、腕を振らない方が良いのか?

 

その秘密は、体幹の回旋(身体のひねる動作)にあります。

 

人によって、体幹をひねる方が力の出るタイプとひねらない方が力の出るタイプの二つに分かれます。

 

それを簡単にテストする方法があります。

 

筋肉が緊張が取れリラックスした状態で、なおかつ体幹が安定し力が出やすいのかを実際に触診と筋出力テストで調べます。

 

これによって、ランニングなら腕を振るかどうか、ゴルフや野球のボールを打つ動作ならスタンス、というふうにそれぞれのスポーツ種目に合わせて指導します。

 

 

 

実際に私が指導させていただいた例では、腕を振らない方が良いタイプの方がおり、その方は腕を一生懸命振りながら走っていたので本来の身体の使い方に合っていませんでした。

最初は腕を振らないというとどう走ってよいのか分からない状態でしたが、私自身が振らない方が走りが良いので実際にやって見せて、感覚を伝え、肘の角度や肩の使い方を具体的に指示すると、徐々に出来るようになってきました。

 

その結果、「肩が余計に動かないので疲れにくくなった」「他の人からみて無駄の無いフォームだと言われた」という感想がありました。

特にマラソンのように持久系の競技では、「疲れない」ということがとても大事です。

 

疲れなければスタミナが温存されランニングのペースを落とさずに走れるので、走行タイムが短くなります。

 

 

他にも私が指導することは、アキレス腱の反射を使って力を使わずに地面を蹴ることです。

(つづく)

 

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