ランニングのタイム短縮方法(反射を使って力を使わない)
「アキレス腱の反射を使って、走る時に地面を蹴る力を少なくします。」
「反射」というのは、自動的に起こる身体の神経の働きです。
だから、「頑張って」力を出すことと違い、「勝手に」力が発揮されます。
このメカニズムをうまく使っているのがカンガルーです。
https://www.youtube.com/watch?v=I4-4HM7Ow_o
実は、アキレス腱の反射が起こりやすくなるには一番最適な力の入り具合というものがあります。
ランニングでつま先が着地するときに、どのくらいふくらはぎに事前に力の入った状態で着地するかで、着地の瞬間にアキレス腱の反射が起こって飛び跳ねるようになるかが決まります。
着地の瞬間に力が抜けていると、そのまま踵がベタッと床に着きます。
この状態から跳ぼうとすると、改めて力を入れる必要があります。
着地の直前にある程度ふくらはぎに力が入っていて、着地の瞬間に足首の角度が最適な角度になっていると、急激にアキレス腱が伸ばされた反射でゴムが縮まるように筋肉の収縮が起きます。
この反射は伸張反射と言って、この反射を利用するかしないかで地面を蹴る力が変わります。
実はこの反射の原理は、私の所属する格闘技医学会の二重作医師が発見しその使い方を教わりました。
https://www.youtube.com/watch?v=dhAqtC0V_jQ
反射を使えている動きなのかどうかは、簡単にその場ジャンプで自動的に身体が跳ねる動きをするかどうかを確かめる方法があるので、その方法で繰り返し練習をすると感覚をつかめるようになります。
この方法は他の人が見ていても反射が使えているかどうかが分かる簡単な方法なので、出来ているかどうかがはっきり判断できます。
確実に反射が使えているかを判定しながら練習し、感覚をつかんだら実際に走ってみます。
特に、ランニングで上手くいっていない方は、べた足になって走っているという感覚を持ったり他人から指摘されたりしています。
そのような方にはアキレス腱の反射を使った走り方というのは、今まで分からなかった感覚をつかむ最適な運動処方になります。
こうして身体の使い方が良くなることでエネルギーのロスが少なく動けるようになりますが、ランニングの場合は持久走では「息切れ」に対する対処も重要になってきます。
(つづく)
(追伸)
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(追伸2)
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