ここでやっていること。。

 

 

理学療法士として働いて、理学療法をもっぱら学んで実践してきた自分が、一人で事業を起こしていると、はっきり言ってまだ何をやっているのか、自分でも上手く表現できなかったりもちろん世間にも伝えられていないというのを良く感じる。

でも、理学療法というのは医学をもとにしてどう身体の問題があるのか、原因が何なのかを見極めるから効果的なことが出来るのであって、それが世間一般にある治療院や整体と違うのではないかと思っている。

 

理学療法士として大事なことは、きちんと目の前にいる人に何が問題なのかを医学的に分かりやすく説明してあげられること。
それをもとにして、じゃあどうすればいいのかを考えて、実際にやってみて改善の変化が出せる事。

特に、エクササイズという形で一切触らずに評価と指導だけで変化を出そうとするとき、何が原因かを考えてどうすればいいのかプログラムを立てるという流れの中で、非常に理学療法的に基礎医学をもとにして考えなければいけないことが実感できる。

 

よくある、どんな症状にでも同じ原因や同じ方式で改善をするという考え方にどうしても同調できないのは、そういう経験をしてきているから。
いくら、それがすごく効果があるとか、魔法のような効果があると言われても、それだけでいいのか?という疑問が頭から離れない。

もし、どんな原因で身体に問題があるのかが分かったら、おのずと解決法は決まってくる。
おのずと決まる解決法は、原因がはっきりしているから。
その原因は、だれでも同じ?
そんなことは無いと思う。

 

それぞれの人に病歴があって、どうしてそうなったのか?という理由があって、だから一人一人問題は違っている。

そして、その人だけの特別なことがあって悩んでいる人は、取り残されていることが多い。
例えば、自分が以前拳の痛みを改善して学会でも発表したボクサーの国体選手。
ドクターからも「分からないから先輩に聞いて」と言われて、どこにも行く当てがなかった。
そういう世間に無い受け皿を自分は作りたい。

 

もともと「産後エクササイズ教室」は理学療法士が産後の身体の痛みの改善や回復を医学的に説明しながら目的をもって運動をしてもらうという場が無かったから作った。
自分が初めて子供が生まれるときに保健センターの父親母親学級に参加して、そこで教えられている運動内容に物足りなさと違和感を覚えて、「こうしたらいいんじゃないかな?」という思いをそのまま形にした。

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これからもそういう気持ちを大切にしていきたい。

世間に無い受け皿、今までに無いから何なのか良く分からなくても、それをやり続けて伝え続ける。

だからこそやる意味があると思っている。