産後ケアの勉強会 御殿場WPTで開催しました。
静岡県内の理学療法士で産後の方向けの教室を開催してから4年以上たちましたが、県内のメンバーで勉強会を何度か開催しています。
本日は御殿場での開催とさせて頂き、ここWPTを会場として行いました。
メンバーは私も含め子供のいる方も多いので、子供の人数が大人と同じくらいいますが、こちらではお子さんも安心して遊べるように安全設計をお願いしていたので、子供たちも思いっきりはしゃいで走り回っている中での勉強会でした。
産後の方のケアには、妊娠から出産、産後までの身体の変化を知る必要があります。
それを今回は助産師や理学療法士による医学的研究報告をまとめた研修の伝達講習や、身体のチェックとエクササイズの実技講習など、約2時間ですが非常に中身の濃い勉強会となりました。
10分以内での出産の場合に肛門括約筋という肛門を締める筋肉の裂傷が多いそうです。
分娩の進行として、適正で十分な時間をかけられた場合の方が骨盤底筋（骨盤の底の部分になる会陰部の筋肉）をゆっくり伸ばしながら産むことが出来るのでダメージが少ないとのことで、産後の方の骨盤底筋の回復には目安になりますね。
助産師の方の勉強会内容には骨盤底に関するかなりデリケートな配慮（日常生活の注意点など）をして回復を進めるための情報が多く、いかに産後の方の骨盤底の問題が大きいかが分かりました。
このような情報は知るだけでも産後の方には安心につながると思いますし、実際に骨盤底筋の問題による失禁や骨盤の戻りに影響すると思います。
また、骨盤回りの腹部の筋肉や骨盤底筋の機能のテストとして、あおむけに寝て5cmくらい片脚を挙げて、挙がりづらい方を確認するという方法があります。
私のような男性でも感じることが出来、それを改善するためにどの筋肉を動かしやすくすると挙がりづらさが改善するかを確認して、その筋肉に対応するエクササイズを行うという講義もありました。
他にも興味深かったのは精神面と肉体面の関連を姿勢として考える見方。
産後の方には産後うつなど、精神面での負担も大きくのしかかり悩んでいる方もいると思います。
私も精神と肉体はつながっていると思っており、精神面の状態によって活力も左右され、肉体面の疲労や充実感の不足が精神的にも落ち込みにつながると考えています。
まずは、状態や悩みなどをしっかり聞き込み把握できたうえで、身体のコンディショニングをする専門性と合わせてメンタル面も同時に向上したいと思います。
私が病院勤務時にも経験したのは、過去の経過や現状の問題で自信を無くし可能性を見いだせない状態になっている方がおり、肉体的な変化を理学療法士として結果を出すことで自覚していただき、考え方を変えていくことで前向きに治療に取り組んでいただき目標を達成するということでした。
特に身体のことで悩んでいるのであればはっきりとした改善を体感できることが一番で、私のこだわりでもあります。
こちらでのコンディショニングには段階を追った流れでサービスを提供させていただきます。
サービスの流れ↓
産後でお悩みの方がいらっしゃれば、医学的な根拠をもとに改善法を提案するWPTへぜひお越しください。
